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突然ですが、皆さんは経年変化していく素材、好きですか?

私はイタリアに来てから初めて経年変化する素材に注目するようになりました。

それまではとにかく新品の頃の表情が続く素材を好んで選んでいました。平たくいうとクロムなめしの革ということ。当時はそんなことも知らずに使っていましたが…。

イタリアでは植物タンニンなめしが主流なので、あまりクロムなめしのものは見かけませんが、クロムなめしにももちろんメリットがあります。

今日はそのクロムなめしの革であるボックスカーフという素材についてお話したいと思います。

ボックスカーフってどんな革?

艶やかで丈夫。女性にも好まれそうな素材・クリスペルカーフ

カーフとはそもそも生後3~6ヵ月の仔牛の皮を用いた皮革のこと。

このカーフを素材に、短時間クロムなめしを施し、素材の表情を残しつつ、見た目の艶やかな美しさと傷つきにくい丈夫さをプラスしたのがボックスカーフです。

クロムなめしといっても短時間なので、完全に皮の表情を覆い隠してしまうことがなく、経年変化も楽しむことができます。

かつ、植物タンニンなめしの素材のように極端に表情を変えることがないので、くたびれた感じにならないのが大きなメリット。

また傷や水分、皮脂などによる汚れにも比較的強く、お手入れが簡単なのもクロムなめし革の特徴です。

表面には水シボと呼ばれる細かいシボ加工が施されているのですが、このシボ加工が光を反射し、上質なツヤを作り出しています。

見る角度によって微妙に表情を変えるような、他のカーフにはない美しさも楽しむことができます。

そして、曲げ伸ばしに強い丈夫な素材であることも魅力のひとつ。そのため紳士靴の素材に用いられることもあるんです。ドイツ製らしい、欠点のない素材ですね。

画像はドイツのタンナー、ベリンガー社のクリスペルカーフ。べたっとした無機質な単色ではなく、奥行きと透明感のある色合いが楽しめる最高品質のボックスカーフとして人気があります。

ちなみにボックスという名前は、革を箱に入れていたからだとか、このカーフを使用していたイギリス王室御用達の靴屋さんがジョセフ・ボックスという名前だったとか…諸説あるのだそう。

 女性へのプレゼントにも最適

美しいベージュの長財布・ココマイスターのカシウスウォレット

クロムなめしを施したクリスペルカーフは細かいシボ加工が施してあります。シボ加工されていると、傷が目立ちにくいし、表面に凹凸がある分、汚れも浸透しにくいんですよね。

私も日焼け止めのシミを何度も財布につけてしまったことが何度もありまして…。家系ラーメンを食す際に油汚れをつけてしまったこともありましたね。

植物性タンニンなめしの素材は化粧の汚れがつくとシミになりがちなのですが、クロムなめしならさっとふき取ればOK。安心感もあります。

画像はココマイスターのクリスペルカーフ・カシウスウォレットのシャルトープ。Taupe(トープ)とはフランス語でモグラという意味なのだそうですが、品がある色で女性が持っていても違和感がありません。

内装にクリスペルカーフを使った贅沢な財布も

クリスペルカーフを内装に使ったYUHAKUの贅沢な二つ折り財布

クリスペルカーフは経年変化が目立ちにくい素材なので、外装はもちろんのこと、摩耗が激しい内装に使用するのにも適しています。

上の画像はYUHAKUのディアマントシリーズ、コードヴァン&クリスペルカーフ二つ折り財布。コードヴァンとクリスペルカーフという贅沢な素材を使用したエグゼクティブにもぴったりの二つ折り財布。

こちらは同じシリーズの長財布。さらに存在感を増す感じ。エレガントの極みといった印象です。

コードヴァン×クリスペルカーフ、贅沢を極めたYUHAKUの長財布

クリスペルカーフは素材自体が少し硬めなので、小銭入れ部分のように曲げ伸ばしを頻繁に行うパーツには特に向いていると思います。

内装は皮脂の汚れがつきやすいですから、汚れをはじくようなクリスペルカーフなら安心ですよね。内装にこの素材を使うのは、かなり贅沢な感じがしますけど…。

ちょっと高価な素材ですが、10年単位で持つ人のパートナーになってくれることは間違いなりません。

あまりエイジングサインが目立たない、長期間使える財布をお探しの方は是非、クリスペルカーフの財布をチェックしてみてくださいね。

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