
本物と見分けがつかないくらい、精巧に作られているというスーパーコピー。正規品(本物)の財布とスーパーコピー(偽物)の財布は判別可能なのでしょうか?
今回は正規品(本物)の財布とスーパーコピー(偽物)の財布の見分け方について考えてみたいと思います。
『正規品が欲しいけど、新品は高すぎるから中古でないかな…?』と考えている人は必見です!
偽物のランクってなに?
コピー品の中にはパッと見て、偽物とわかるものもあります。プロの鑑定士さんによると、コピー品はその完成度によって以下のレベルに分けられています。
- A品 ニセモノと分かる粗悪品。合皮を使用している
- S品 質の低い天然皮革を使用している。こちらもニセモノとわかる
- SS品 質の高い天然皮革を使用しているが、ファスナーやスナップが違う
- N品 いわゆるスーパーコピー。皮革も金具類も本物と同レベルの物を使用
素人がパッと見て分かるのは、おそらくS品までではないでしょうか。
正規品(本物)の財布とスーパーコピー(偽物)の財布の見分け方
ではN品レベルのアイテムの真贋を見分けるなら、どんな点をチェックすればいいのでしょうか。この見分け方はブランドによって異なります。
例えばエルメスは各アイテムの内側に、製造された年、製造されたアトリエ、職人ナンバーを表すアルファベットと数字の組み合わせが焼印されています。他のブランドで言うところのシリアルナンバーといったところでしょうか。
偽物はこの焼印がないこともあるようですが、本物もキャンバス地のアイテムはこの焼印がないものがあります。
ルイ・ヴィトンのモノグラムであれば、模様が均等に並んでいない、ブランド名の刻印がつぶれているなど。
その他にも縫製や皮のコバ処理が雑、金具がひっかかるなど、デティールでも見分けることはできると言われています。
一番簡単な見分け方とは?
これは経験から得た持論なのですが、手っ取り早く、しかもかなり確実にニセモノを見分ける方法といえば『本物を買ってみること』だと思います。いかにN品といえども、皮のなめし、皮の匂いや手触り、細部の仕上げなどのレベルは本物に及びません。
昔、イタリアのお土産としてプラダのナイロン製の斜め掛けショルダーバッグを頂いたことがありました。都会っぽい雰囲気が気に入って愛用、その後、同じラインのボストンや小物を自分で購入するほど、気に入って使っていました。
ある時、街を歩いているとブランド物を扱うディスカウント系のショップが合ったのでなんとなく、店に入ってみると、私が愛用しているプラダのナイロンのラインが大量に陳列されていたんです。
近寄ってみてビックリ。安っぽく、変にテカリのあるナイロンで見るからにニセモノだと分かるのに、堂々と売られていたんです。しかも買ってる人がいる!
あの時は本当に驚愕しました。と、同時に『本物を持っていれば、どんなに精巧に作られているように見えても、ニセモノとの違いは見分けられる』と確信しましたね。
ちなみに数か月後、そのショップがあった場所に行ってみると、店は跡形もなくキレイになくなっていました。(実話です)
本物とニセモノを見分ける自信がないという方は、このような怪しい店で購入することは控えるべきでしょう。
スーパーコピーを購入する人の中には『本物とほとんど同じスーパーコピーだから、誰もニセモノだとは気がつかないわ!』と思って持っている方もいるかもしれません。でも、本物を愛用している人はニセモノだと気がついているはずですよ!