シボって何のこと?皮革用語を知って財布を賢く選ぼう

良質の革財布を選ぶとき、チェックしたいポイントがいくつかあります。しかし、ブランドのサイトをチェックしていると、あまり見慣れない言葉を目にすることも多いのではないでしょうか。

いろいろな財布

コバ、銀面、なめし…など、なんとなくイメージが湧くものから、見たことも聞いたこともないという言葉までいろいろです。

今回は財布を選ぶときに必要となる基本的な皮革用語の知識についてまとめてみました。

なめし

皮を革にするための加工のこと。皮の繊維を柔らかくし、腐敗や変質を防ぐ目的がある。染色やオイルを染み込ませる加脂加工なども含まれる。

なめしの種類は植物タンニンなめし、クロムなめし、アルデヒトなめしなどがある。皮革のエイジング・経年変化を楽しみたいなら、植物タンニンなめしの物を選ぶのがポイント。

銀面

なめらかな銀面革の表面のこと。皮から表皮を取り除いた真皮が銀面となる。

紫外線や外部からの圧力、摩耗などによって革の表面が割れることを『銀割れ』ともいう。

シボ

本来は革の銀面を折り曲げた際にできるシワのこと。シワが均一に入る皮革が上質とされる。皮の表面にシワが入ったような加工を施すことを『シボ加工』とも。

シボ加工では、かつては手で揉むことでこのシボをつけていたが、現在この技術を持つ職人は少なくなってきている。最近はハンドボードと呼ばれるコルク張りした板を使って、軽いシワを着けていく方法が一般的。

シュリンクレザー

シボがついた皮革を指すが、通常、なめし加工が終わった後に揉んでシボをつけるのに対し、なめし加工の途中に収れん性の高い薬品を使って銀面を縮ませることでシワをつけた皮革のこと。

型押し

模様を刻印した金属版を革の銀面に当てて、動物の皮のような模様をつけること。クロコダイル型押しなどがその一例。

数が少ない動物の皮はもともと採れる数が少ないので、牛革などの数が多い革に型押しすることで、別の動物の皮の雰囲気を味わうことができる。さらに型押しすることで、皮の欠点を目立たなくすることもできる。

コバ

皮革の切り口、裁断面のこと。

コバ加工

コバ見本皮革の裁断面がほつれてくるのを防いだり、防水加工を施す目的で加工すること。

まずカンナなどで削って滑らかにしてから、塗料や顔料を塗って乾かして仕上げる。

高い技術レベルが要求される処理で安い財布はおおざっぱに顔料を塗っただけで仕上げているものも。財布を縫製する技術を判断するポイントのひとつとなる。

アニリン染料

天然染料に対する合成染料の総称。コールタールから合成されるベンゼンから作られる。

エコレザー

環境に配慮した方法で製造、輸送、販売などが行われる皮革のこと。日本の中小の革製造業者、販売業者などが中心となって、質の高い自然に優しい皮革づくりを目指しています。

日本エコレザー基準におけるエコレザーの条件は以下の通りです。

天然皮革であること。

排水、廃棄物処理が適正に管理された工場で製造された革であること。

臭気、化学物質(ホルムアルデヒド・重金属・PCP・禁止アゾ染料・発がん性染料の使用制限)および染色摩擦堅ろう度に関する一定の基準を満たしていること。

皮革の革屑を集めて再利用するリサイクルレザーとは別のものなので注意。

いかがでしたでしょうか。

基本的な皮革用語のおさらいも含めて見直してみました。革製品のショップのサイトでは当たり前のように使われている単語もいくつか紹介してみました。

皆さんの『へ~、こういう意味があったのか~』という再発見につながればうれしく思います。皮革用語に関しては、折りをみてもっと専門的なものも紹介していきたいと思っています!

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