皮から革になるまでの一般的な工程を紹介します

牛革をはじめとする本革を使って作られる、本物志向の革財布たち。

香りや手触りなど、合皮とはまったく違った風合いで、持つ喜びを感じさせてくれる素材ですが、こうした皮革素材はどのように作られるのでしょうか。

財布に使用される皮革は牛革やコードヴァン(馬)、ラム(羊)などさまざまですが今日は皮から革になるまでの一般的な工程を紹介したいと思います。

ちなみに、国内で生産される原皮は豚のみで、その他の牛や馬、ラムなどの原皮はすべて海外から輸入されています!

皮革素材ができるまで

  1. 原皮を水洗いする
  2. なめし加工をする
  3. 染色する
  4. 乾燥させる
  5. 表面加工や仕上げを行う

それでは、ひとつひとつ見ていきましょう!

原皮(げんぴ)を水洗いする

原料となる動物の皮は腐敗しない原皮水洗いように塩漬けや乾燥処理を施されています。まず、この皮をドラムを使って水洗いして、汚れを落としていきます。

この段階では皮にはまだ動物の体毛が生えているので、水洗いした後、石灰に漬けて体毛を抜けやすくします。

その後、フレッシングと呼ばれる処理をして、表皮や付着物取り除きます。

なめし加工をする

水洗いしたあと、なめし加工を施します。『鞣し』という文字の通り、革を柔らかくするための処理のことで、いろいろな成分と皮にしみこませ、皮の繊維と結合させて素材としての耐久性を高めているのです。

この段階ではじめて、『皮』が『革』になるのです!

なめしの方法にはいろいろな方法がありますが、現在主流となっているのはタンニンなめしとクロムなめしの2つの方法です。

タンニンなめしは2週間から数か月かかり、費用・手間・時間ともにかかる昔ながらの方法です。

これにたいしてクロムなめしは1~5日で完了します。クロムはタンニンに比べて低価格なので、現在、市場に流通している皮革の多くがクロムなめし、もしくは8割をクロム、残り2割り程度をタンニンでなめすコンビネーションなめしが多いと言われています。

皮をなめしたあとに銀面(皮表面)のキズやシワなどの欠点を見極めて等級選別をすることもあります。

染色する

皮をなめしたあと、再度水洗いシェービングを行い、1週間以上乾燥させます。

そして、シェービングマシンと呼ばれる機械で革の厚みを調整します。そのあと染色を行います。

乾燥させる

染料がついた皮を完全に乾燥させます。次の工程である表面仕上げの方法によっても乾燥のさせ方は異なります。

表面加工や仕上げを行う

ここまできて、いよいよ表面加工と仕上げが行われます。これも皮革によってさまざまな方法があります。

例えば…

  • 表面にシワをつけるシボ加工
  • ポリウレタン塗装を施して表面に光沢を持たせるエナメル加工
  • 凸凹が刻まれた鉄板で加圧する型押し加工

ココマイスターのマットーネやマルティーニのようなオイルドレザーはこの段階で革にオイルをたっぷり染み込ませています

最後は見た目を整えるためオイルドレザーに、伸ばしたり、アイロンをかけることも。

ざっと紹介しましたが、これ以外にもさまざまな品質管理のためのチェックや計量・採寸・裁断作業などがあるのだそうです。

このように、皮革素材が私たちの財布や靴、バッグtなって、私たちの手元に届くまでには、実にたくさんの人の手とプロセスを通過しているのです!

 

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