マローネのゆる~いイタリア語講座 vol.15 「イタリアでの食事マナー」

最近、お仕事でローマやその他の観光地に出かける機会が何度かありました。このイタリア語講座でも、なんどもレストランでの会話について取り上げたことがありましたが、食事のマナーについてはあまりお話したことはありませんでしたよね。

今日は会話とあまり関係はないのですが、イタリアに旅行に来たときに役立つ情報として是非覚えておいてほしい食事のマナーについて少しお話ししたいと思います。

パスタはすすらない!お皿を持たない!

イタリアンパスタ

レストランなどで何度か見かけたのが、観光客の方がパスタをずるずるっ…とすするシーン。お蕎麦とかラーメン、うどんを食べなれている私たち日本人はやりがちなのですが、パスタをすすらないというのは食事マナーの基本中の基本です。

また、日本のイタリアンレストランでパスタを出されるときは必ずスプーンが添えられていますが、イタリアではスパゲッティやリゾットを食べる時もスプーンは使いません。

長いパスタは少量ずつ、くるくるとフォークに巻き付けて食べるようにしましょう。そうすればずるずるっとすすることなく、音を立てることもなく、パクッと口に入れられます。

そして気を付けていただきたい店がもうひとつ。お皿を持ち上げないことです。ソースなどが残っているとついつい、お皿を持ち上げて残りをかき集めてしまいがちですが、これもNGなんです。

これはワインを注がれるときも同様。カメリエーレ(ウェイター)がワインを注ごうとしてもグラスは持ち上げないこと。友人同士の食事でも、誰かがワインをついでくれようとしたら、グラスはそのままで、軽く手を添えるくらいでOKです。

パンは食べていいの?

イタリアレストランのパン

こちらも意外に多い質問です。イタリアでレストランに入ると、必ずパンが一緒に出てきます。注文した料理が出される前に、カメリエーレがパンを持ってくることもあるでしょう。

初めてイタリアに来られた方は『これって、食べていいの?』と思うかもしれません。このパンはcoperto(コペルト・サービス料のことでだいたい1~2ユーロくらい)に含まれているので食べてOKです。

基本的にイタリア料理は味が濃いものが多いせいか、イタリア人もパンをぱくぱく食べながら肉やサラダを食べています。

マローネの経験からすると、おいしいレストランはパンにもこだわっていることが多いので、ぜひ食べてみてください。イタリアのパンは地域によって塩が入っていたりいなかったり、形も違うので行く先々でチェックしてみてくださいね。

食後のカプチーノはNG?

食後のエスプレッソ

食事が一通り済むと、カメリエーレがたいてい『Vuole caffe’?』(ヴォーレ・カッフェ?)カフェはいかがですか?と聞いてきます。

エスプレッソは苦いからカプチーノにしようかな…と思うかもしれませんが、ここはエスプレッソを選びたいところ。というのは、イタリア人はカプチーノやカフェラテのような牛乳が入ったものは朝食に甘いものと食べるのが当然、と考えているからです。

マローネもイタリア留学中、午後、牛乳を飲んでいるとイタリア人の同居人に『午後なのに、なんで牛乳飲んでるの?』と言われたことがあります。日本の給食の影響か、ご飯を食べていると牛乳を飲みたくなることがある私は最初のうち、深く悩みました。(ウソ)

食後にカプチーノを頼んでも別にマナー違反ということはないのかもしれませんが、変な顔をされるのは事実。

そして陰でイタリア語で『夕食の時間だってのに、カプチーノだってさ!』と言われること請け合いです。(マローネは外国人観光客の陰でこう言っているイタリア人のバリスタやカメリエーレを何度も目撃しました。聞こえてるぜ!)

そして、朝や昼であってもカプチーノとポテトチップスなど塩辛い系のお菓子を食べるのもNGです。これも別にマナー違反ではないんですが、ぎょっとされるのも癪にさわるので、避けておきましょう。

日本人が食後に緑茶を飲むように、イタリア料理の後は是非、エスプレッソでしめて見てください。慣れてくると、ハマりますよ。

郷に入っては郷に従う

なんだか、面倒くさいな…と思いましたか?イタリア料理はよほどの高級店でもなければ、気取って食べる必要はありません。ピッツァも周りのイタリア人はフォークとナイフで食べている人もいますが、手で食べたってOKです。

上品にふるまう、マナーを守るというより郷に入っては郷にしたがう、そんな感じで気楽に考えましょう。行列のできるラーメン屋で長い髪を結ばされるのと同じです。肩肘はらず、イタリアでの食事を楽しんでくださいね!

マローネのゆる~いイタリア語講座

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