マローネのゆる~いイタリア語講座 vol.19 「イタリアワインを楽しんでみる」

いや~。秋ですね。もう少しするとイタリアでは栗拾いやキノコ狩りが楽しめる季節になります。

毎年、キノコ狩りに出かけて森で迷っちゃた人とか、毒性のあるキノコで食中毒を起こした…なんていうニュースが報道されるのもこの頃。

イタリアの家庭には暖炉があることが多いんですが、その暖炉で栗を焼いて食べるのも楽しいイベントです。で、その栗と合わせて赤ワインを一緒に楽しむのが風物詩だったりします。

でも。

『イタリアに行ったらおいしいワインを飲んでみたいけど、どんな風に頼んだらいいのか分からない』という人も多いですよね。マローネも旅行者時代は超テキトーに頼んでました。

今回と次回はそんな皆さんのために美味しいイタリアワインの選び方、レストランでのオーダーのしかた、イタリアワインのこだわりについてお話していきましょう。

DOC,DOCGってなに?

viniITALY

イタリアワインを選ぶときのひとつの基準となるのが、DOC,DOCGという原産地を認定している分類です。

(ちなみに上の画像はワインの見本市・ヴィーニ・イタリーのカンパーニャ州のパビリオン。da noi il vino e’ arte ダ・ノイ・イル・ヴィーノ・エ・アルテというのは『我々にとってワインとは芸術である』といったところでしょうか)

  • DOCG  Denominazione di Origine Controllata統制保証付原産地呼称ワイン
  • DOC Denominazione di Origine Controllata統制原産地呼称ワイン
  • IGT Indicazione Geografica Protetta 地域特性表示ワイン
  • VdT Vino da Tavola テーブルワイン

DOCGが一番上の格付けとなるので、これを買っとけば間違いない!かといえば、全然そうでもありません。イタリアの酒屋(?)に行くと、DOCGでも500円くらいのボトルがあるくらいです。美味しくないもの、工場で添加物をたっぷり使って、大量生産されているものも当然含まれています。

グラスワインイメージ

でも、せっかくワインの国、イタリアに行ったら、おいしいワインを飲みたいですよね。そんなときはバールやレストランで聞いてみましょう。

どこの店でもまずはその土地のワインをリストに載せているでしょうし、勧めてくるはずです。とはいえ、自分が旅行で出かけた先にどんなワインがあるかなんて分かりませんよね。そんなときは

Vorrei provare un vino rosso (bianco) di questa zona. (ヴォレイ・プロヴァーレ・ウン・ヴィーノ・ロッソ(ビアンコ)ディ・クエスタ・ゾーナ この地域のワインを飲んでみたいんですが)

と聞いてみましょう。グラスで頼みたいなら、al calice(アル・カーリチェ)またはal viccchiere(アル・ヴィッキエーレ)と付け加えましょう。赤ならロッソ、白ならビアンコです。

どれを選んだらいいのか分からないときはあちらに選択権をゆだねましょう。

Sceglie lei qualche vino buono e buon prezzo. (シェリエ・レイ・クアルケ・ヴィーノ・ブォーノ・エ・ブォン・プレッツォ どれかおいしくてそれほど高くないワインをあなたが選んでいただけますか?)

ちょっとしたレストランならだいたいメニューの他にワインリストがあるので、それを見せてもらって指さしてもOK。原産地ごとに分かれています。

例えば、フィレンツェのレストランでピエモンテ州のバローロを飲んでみたいと思ったらそれでもいいのですが、やはりフィレンツェを擁するトスカーナ州の料理にはやはりトスカーナのワインが合うと思います。

ボトル1本で15ユーロくらいだせば、そこそこおいしいものが飲めるはずです。

イタリアも人気の有機ワイン

ワインショップイメージ

最近、日本でも有機ワインが話題になっていますよね。このイタリア語講座でも何度かお話しましたが、イタリア人というのは口にするものにはかなりこだわりがある人が多いんです。ファストフードとか、コンビニ弁当とか冷凍食品とか敵視する人が結構いたりして。

でもワインについては奥が深すぎて、イタリア人でもよく知らない人が多いようですね。バローロとか、キャンティクラッシコくらいを選んどけば間違いないだろうと思っている若い人も多いです。日本でも同じですよね、私も日本酒のことはよく知らないし…。

お土産にワインを買いたい、でも有機ワインがいいななんて思ったら

  • Sto cercando una vottiglia di Vino biologico.(スト・チェルカンド・ウナ・ヴォッティーリァ・ディ・ヴィーノ・ビオロジコ 有機ワインを探してるんですけど)

といってみてもいいでしょう。もちろんレストランで注文したいなら

  • Preferisco un Vino biologico(プレフェリスコ・ウン・ヴィーノ・ビオロジコ 有機ワインがいいんですが)

ただし、「有機ワイン」という考え方にはいろいろあります。例えば、ぶどう畑は有機栽培だけれど、醸造には化学薬品を使っていたら…。意味がありませんよね。でも、有機ワインとして売られているわけです。

これは日本でも同じことですが、「有機ワイン」と書かれていても、ブドウが無農薬であるだけで、醸造を早める薬品を入れていたり、防腐剤を大量に投入していたりしたら、そのワインが体にいいとは言えないわけです。当然、悪酔いもします。

日本へワインを送るなら

ワインボトルイメージ

ちなみにenoteca(エノテカ)と呼ばれる酒屋なら日本に送ってくれる店も結構あります。きちんと梱包して壊れないように配慮してくれるので、安心です。壊れるのが怖いし、何本か買いたいなんてときは頼んでみましょう。

  • Vorrei spedire per il Giappone. (ヴォレイ・スペディーレ・ペル・イル・ジャッポーネ 日本に送りたいんですが)
  • Per la spedizione quanto viene? (ペル・ラ・スペディツィオーネ・クアント・ヴィエーネ 送料はいくらかかりますか?)

以前、ローマの空港の手荷物検査でボトル入りのワインを手荷物にできない!と係員に言われてまごついている方を見かけましたが、ワインを買ったらスーツケースに入れないとダメです。タオルや洋服でぐるぐる巻きにして入れれば大丈夫。

そうでないと手荷物検査で捨てることになってしまいます。係員も意地悪で言っているわけではなく、そのワインを彼らが飲めるわけでもないので(笑)気をつけてくださいね。あちらもワインを捨てろというのは心苦しいはずです。

おっと!これだけで今日はお時間になってしまいました(笑)。そんなわけで次回は有機ワインの選びかた、ワインへのこだわりについてお話したいと思います。

マローネのゆる~いイタリア語講座

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